医療安全文化とは

医療安全文化とは、「医療に従事する全ての職員が、患者さんの安全を最優先に考え、その実現を目指す態度や考え方、およびそれを可能にする組織のあり方」と定義されています。

医療安全文化調査とは

医療安全文化を可視化するための職員アンケート調査です。
日本医療機能評価機構では、調査票(HSOPS)を日本語訳して使用しています。
フリーコメントを含む全54問から構成されており、回答者および、回答者が働くチーム、回答者の直属の上司、病院全体の安全文化についてあらゆる角度から質問します。

調査票(HSOPS)

米国政府の医療研究・品質調査機構 Agency for Healthcare Research and Quality (AHRQ)が開発した医療医者を対象にチームの安全文化を測るために開発された調査票です。本調査票は妥当性・信頼性が検証されており、全世界93か国、40言語に翻訳され広く使用されています。(2019年度時点)

安全文化日本語版の参考文献:城川美佳,藤田茂,瀬戸加奈子ら,米国AHRQによる医療安全文化評価指標の開発状況と日本への適用可能性について,日本医療マネジメント学会雑誌,第11巻1号,2 (2010)

病院機能評価と本プログラム

病院機能評価では全ての領域で患者と職員の「安全」を重視しています。
職員への意識付けや、取り組みの評価、他施設事例収集に本プログラムが活用できます。