病院機能評価の訪問審査を担当する調査者を「評価調査者」または「サーベイヤー」といいます。サーベイヤーには、「診療」「看護」「事務」「薬剤」「療法士」の5つの専門領域があります。

サーベイヤーの役割

サーベイヤーは、日本の医療の質向上に寄与することを使命とし、病院機能評価事業において主に4つの役割があります。

  1. 担当病院における調査の実施
  2. 審査結果報告書作成・審査審議への対応
  3. 評価内容・評価方法に関する意見の提案
  4. 機構の病院機能改善支援事業等への協力

サーベイヤーに求められること

受審病院に建設的で適切な指摘をするために、サーベイヤーは以下の能力が求められます。

  1. コミュニケーション:受審病院と適切な言葉使いで対話する
  2. インタビュー:受審病院から審査に必要な情報を効率的に収集する
  3. チームワーク:サーベイヤーチームメンバーを尊重し、協調・連携する
  4. 文章作成:担当病院について評価判定した結果の報告書を作成する

サーベイヤーの募集

主な応募資格

診療サーベイヤー医師であり、a)、b)、c)のいずれかに該当する者
a) 病院の院長または副院長の経験者
b) 病院の部長または診療科長以上の職を3年以上経験し、かつ病院管理に造詣が深い者
c) 特定機能病院またはそれに準ずる病院の医療安全管理者(専従)を1年以上経験した者
看護サーベイヤー看護師であり、d)、e)のいずれかに該当する者
d) 病院の看護部長または副看護部長の経験者
e) 病院の病棟看護師長以上の職を3年以上経験し、かつ病院管理に造詣が深い者
事務サーベイヤー事務職であり、f)、g)のいずれかに該当する者
f) 病院の事務部長または事務次長の経験者
g) 病院の事務部門の管理職を3年以上経験し、かつ医事・施設管理・労務のすべてに業務経験(管理職としての業務経験でなくても可)があり、かつ病院管理に造詣が深い者

その他、年齢や健康状態についての応募条件がありますので、募集案内を必ずご確認ください。

選考方法

<一次選考> 書類審査(経歴書・小論文)、面接
<二次選考(一次選考通過者)> 評価調査者選考・研修会
選考において、サーベイヤーの適性を確認します。その結果を参考にサーベイヤーの委嘱を決定します。

募集

定期的にサーベイヤーの募集をしています。詳細はこちらをご確認ください。

薬剤と療法士サーベイヤーの定期的な募集はありません。