病院機能評価事業 公益財団法人日本医療機能評価機構

審の意義

受審の意義

 病院は、自院の理念達成や地域に根ざし、安全・安心、信頼と納得の得られる質の高い医療サービスを効率的に提供するために、改善活動を推進しています。質の高い医療を効率的に提供するためには、病院の自助努力が最も重要ですが、更に効果的な取り組みとするためには、第三者による評価が有用となります。
 病院機能評価は、第三者の立場で、組織全体の運営管理および提供される医療について評価を行い、病院の位置付けや問題点を明らかにします。このことにより、病院の更なる改善活動を推進し、病院体制の一層の充実や医療の質の向上に寄与しています。

 
 

認定証を発行する意味

 認定証は、病院の諸問題に取り組む意欲をいっそう高めるために発行されるものであって、 認定証の有無により病院のランク付けを行うものではありません。
 多くの病院は何らかの問題を抱えています。 評価の結果により改善が必要な問題点が明らかになった場合、病院が指摘された問題点を適切に受け止め、 その改善に取り組んで成果が得られれば、認定証は速やかに発行されます。
 また、認定証は、その病院の基本的な性格、地域特性、経営面での諸条件等を考慮し、 指摘された問題点の背景や改善・解決の実現性等を十分に検討した上で発行されます。

 

認定証イメージ
(機能種別版評価項目3rdG:Ver.1.0~)

認定証イメージ (機能種別版評価項目3rdG:Ver.1.0~)


認定証イメージ(Ver.6.0以前)

認定証イメージ(Ver.6.0以前)

 

 

 

認定回数の表示について

 認定病院の継続した質改善活動を広く国民にも周知するため、認定証(主たる機能)において認定された回数を星の数で表しています

 
 

効果と利点

現状の客観的把握

 改善すべき問題点が明確になります。
 病院機能についての体系的な審査により、優れている点や改善すべき問題点が評点と評価所見により具体的に示されますので、病院の現状を客観的に把握することができます。

 
 
改善のきっかけづくり

 評価を受けるための準備が改善のきっかけとなります。
 受審申込み後に開始される書面審査の調査票を作成し、自己評価等により訪問審査に向けた準備を進めることそのものが、医療の質の向上と効果的なサービスの改善につながります。

 
 
効果的で具体的な改善目標の設定

 改善すべき問題点には、早急に取り組むべき課題や解決が困難な問題などさまざまですが、評価を受けることにより効果の上がる具体的な改善目標を設定することが可能となります。

 
 
職員の自覚と改善意欲の醸成

 第三者から指摘されることにより、問題点について共通した認識を持つことができ、管理者も各部門の現場も改善意欲が向上して主体的な取り組みが期待できます。

 
 
改善の方向の明示

 審査結果報告書には問題点が指摘されるとともに、その改善の方向も示されています。機構では改善に向けた方策について相談にも応じています。また、再審査によりその適切性や成果の確認もできます。

 
 
認定証による患者の信頼

 問題点の改善に努め成果を上げている病院には、認定証が発行されます。それを院内に掲示することにより、医療に対する信頼を向上させることができます。

 
 

病院機能評価が影響する診療報酬や施設基準等について

 病院機能評価は、診療報酬制度や各種制度の要件等として一部で活用されています。また、医療提供体制や診療報酬を議論する国の会議(中央社会保険医療協議会等)においても、医療の質を高めるために第三者評価を活用することについて活発に議論がなされています。

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受審病院の声

 認定後アンケートとして、受審病院の皆様にアンケートを実施しております。
その中で、受審病院の皆様から寄せられた「声」をご紹介します。

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